今回は神奈川県は丹沢、大山へ。
都内のハイカー定番の山でありますが、今まで住んでいた練馬からはアクセスも遠く、行ったことがありませんでした。
でも今回、大学時代のサークルから、初めての山登りの人もいたので、人気の山へ初訪問。それに、今住んでいる八王子からは横浜線で一気に町田まで接続できるので、丹沢がぐぐっと身近になりましたし。
9時に伊勢原駅集合。日本遺産という括りは初めて知りました――と、この突き当たりの階段を北口に下りようとしたら……
改札まで届かんとする大山ケーブルカー行きのバス待ちの行列。人気人気と聞いていても、ここまでとは。
臨時増発されているのか、そこまで待ちませんでした。問題はここではなかった。
信仰の山、「大山詣り」という言葉もあるくらいで、バス停からしばらくはみやげ屋が立ち並ぶ、THE 参道といった感じ。金毘羅山みたい雰囲気でした。
ケーブルカーに乗るかという議論は、一番体力に自信の無いゆかり様が却下されたので使わないということで。「男坂」「女坂」の分岐は、「女坂」をチョイス。
少しずつ紅葉の気配がし始めたなと思っていたら…
大山寺への階段は深紅のアーチ。
「すげぇ」と、条件反射で言葉が漏れてしまうほどの景色でした。
ここだけで今日の撮れ高はかせげた気がする。これは、人気なわけだ。今年の秋のハイライトの一つになったかも。
まぁしかし、大山寺を越えてからが大変でした。
大渋滞。
これが基本的に山頂まで。ゆっくりでも、自分のペースで歩けない方が疲れる。
下社。ケーブルカーの終点で、茶屋が並んでいたりしています。
ここからケーブルカーからのお客さんが混じって、さらに大賑わい。大混雑……
29年間生きてきて、ラーメンを横にすると「ルーメソ」になることに気づきました。だから何だ。
これ一枚で、この店の笑いの方向性は分かった気がする。
「大山阿夫利神社」を誰も読めず、誰ともなく「アプリ」と呼び始めました。初見の現代人ほとんどがそう言ってしまうでしょう。良いアプリが見つかりますように。
ちなみに、大山が別名「あめふり山」という雨乞いが盛んな山だったそうで、そこから「あふり」になったそうな。
ここで拝んだが最後、雨雲につきまとわれるようになる、なんてことはありませんように。
こまめに休み休みながらなので、初心者も久しぶり組も不安なさそう。
鳥居が見えてきたら山頂はすぐそこ。
大山山頂。
景色、すごい……標高1252mはそのまま海との標高差。遠くみなとみらいまで一望できました。いや、あなどっていた、大山。
そして山頂の人出もあなどっていた。座るスペース、ゆっくりできる環境を確保できないまま、そそくさと昼飯とトイレを済ませて下山開始。というように、山頂にトイレがある充実ぶりですが、女性側は大行列だった模様です。
帰りは見晴台経由で。ドロドロの土と、それで濡れた木が滑りやすい。
あまり見晴らしの良くない「見晴らし台」を通り過ぎ、あとは下社まで山を巻いていく。
そんな景色はともかく広々していたので、早めに行動している人は、見晴らし台でご飯を食べるのが良いと思う。
下社からの下りは男坂で。
これが、階段ではありますが、一段一段が狭いわ高いわでなかなかスリル。しかもやっぱり濡れているから、慎重にならざるをえない。
15時半、下山完了。
混雑はともかく、近場の山の中ではとても良い山だと思いました。雪山とかになったら、練習に、また再訪しようかなと思います。