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【山】伯耆大山【鳥取県】

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「大山」というシンプルな山名を聞いて、どこを思い浮かべるでしょうか。

だいたい2つだと思います。

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一つが神奈川県は丹沢山塊の大山

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そしてもう一つが、中国地方の最高峰にして唯一の百名山、鳥取の大山。

まぎらわしいので、みんなだいたい「伯耆大山ほうきだいせん」と呼んでいます。なので僕もそうする。

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大山町にはmont-bellがあります。

登山口にモンベルのパターン、最近よくあるそうですが……。高尾山とか富士山ならなんか分からなくもないけど、伯耆大山に登ろうとするくらい山が好きな人が、今この場で何が欲しいということもないと思うのです。

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天候で言えば微妙だったこの日、オーソドックスな夏山登山道から入山しました。

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なんの前情報も持たずに行ったのですが、ブナ林、その紅葉が凄まじい。

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見渡す限り、真っ黄色。

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黄金に囲まれながら歩く秋のひと時は至福でした。

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この山は何合目方式です。

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6合目で小さな避難小屋が現れて、やっと休憩地らしい休憩地にありつけました。風が当たるようになるので、レイヤーの整理もここで。

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断崖絶壁が連なる。

確か、この方向のどれかに「ユートピアルート」という、ファンシーな名前ながらバリエーションルートがあるのですが、僕には難しそうだな。

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9合目から先は傾斜の緩やかな木道で楽ちん。

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がしかし、その板はストックでズタボロ。キャップを推奨しないと、どこかで割れそう。

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避難小屋が見えてきたのならゴールはすぐそこ。

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伯耆大山(弥山)山頂―――

と、ありますが、ここ「弥山」は最高峰ではありません。最高峰はこの稜線の先の「剣ヶ峰」ですが、崩落が激しく危険なため、現在は縦走を禁止されています。

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やっぱり、海を眺める山の迫力ってすごい。ひときわ自分が高いところにいることを実感できる。

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時おり、ガスを切り裂くナイフのような稜線が姿をあらわす。

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さて、中国地方の頂点でおにぎりとサンドイッチを食べて、一休み——と思っていましたが、明らかに雲の様子が変わってきました。

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寒い上に避難小屋もいっぱいだったので、そそくさと下山を開始。

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8合目を過ぎたあたりか、ポツっときた。あわわわわ。

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あとは慎重かつ超快速で下りる下りる下りる。

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4合目あたりから、本格的に雨になってしまいました。避難小屋でのんびりしていた方々は大丈夫だったでしょうか…

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まぁここまで来れば樹林帯なので一安心。雨に濡れたブナもまたいとをかし。

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ちょっと余裕があったので僧兵ルートを通ってみる。

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何が特徴という道でもありませんが、大山寺に直通なので、御朱印もらいたいとかそういう方はこっち。

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というわけで、下山完了!

ちなみにここには山好きなオーナーさんがやるゲストハウスがあるので、是非、風情あるこの町で一泊してみて欲しいです。