鷹ノ巣山に登ってきた。
奥多摩の有名な山の中で、未だに登ったことがない山。どこからのアプローチもキツいと聞いていて、なかなか踏ん切りがつかなかったが、この度とってもタフなメンバーが加わったので、ついに決行することにした。
真冬の奥多摩への登山者はシーズンと比べてぐっと絞られる。本当に好きなんだな~という方々ばかりだ。
奥多摩駅からバスに乗って東日原へ。ほとんどの人が川乗橋で降りていった。
東日原から登山道へ向かう。登山口の入口は小さいけど、きちんと標識があるので間違えることはないと思う。
しばらくは涸れた沢に沿って進む。ゲシュタルト崩壊したのか、「落石タタレ」にしか読めない……
この後、日陰のため写真は撮っていないが、かなりキツいつづら折れの急登が待っている。
それも稲村岩尾根に出るまでの辛抱かと思ったら、ここからも延々と登り坂が続く。
噂に違わぬしんどさ。それでもマサくんが異常に飛ばすので、ついていく……
ヒルメシクイノタワ。正直お腹空いてるけど、それよりも早く山頂に着いてしまいたい。
1600mを過ぎたあたりからうっすら雪が。ガトーショコラの粉砂糖みたい。
そしてやっと、本当にやっと、山頂が見えてきた。
11時25分、鷹ノ巣山山頂。
このときはこんな青空で、富士山もくっきり見えていた。日差しも暖かく、気持ち良く昼飯休憩をとれていた。
が、急に西にあった雲が巨大化しながら襲い掛かってきた。
太陽を隠すと同時に風まで運んできて、気温急降下。お昼もそこそこに、急ぎ石尾根を下り始める。
あげく雪まで降り出して、六石山もタッチするだけにとどまる。下りのため身体もそこまで使わず、痛いくらい寒かった。
一息ついたのは石尾根の終わりの方。通り雪も止み、木漏れ日の気持ち良い杉林。
林道まで下りてきた。「六ツ石」の文字がおどろおどろしい…
羽黒三田神社まで下りてきた。パイプ椅子に囲まれているテーブルが、なぜかニトリとかで売っているガラス板の……何故に。
最後にもう一度雪に降られて終了。
なんだかオマケで蝋梅も観られてラッキー。
奥多摩駅からは、「河辺温泉→ビール」の黄金パターンで。奥多摩に行くときは、1/3くらいこれを楽しみにやってる気がする。
「奥多摩三大急登」は伊達じゃなかった。でも奥多摩屈指の標高からの展望は素晴らしいものだった。
ある程度奥多摩で遊んだなら、ターゲットに入れるべき山だと思う。