大岳山に登ってきた。
僕の登山の最初期に登った思い出深い山であり、これで3回目になる。で、今回も大好きな鋸尾根コースを選択した。
なんで今回ここに帰ってきたかというと、会社の方で山に登りたい有志が立ち上がったから。登山初心者でも、山の楽しさと、ちょっとした厳しさ、険しさを知ることができるこのコースはうってつけだと思う。
しかもこの日、降水確率0%の晴れ予報、これは絶景を楽しんでもらえるはず……
と思っていたら、ケーブルカーを下りてからというもの、始終薄いガスにまとわりつかれてしまった。
そんなガスも神社付近のムードにはマッチしている。
幸い、このガスのこの雰囲気を趣深いものとしてポジティブに受け取ってもらえたので、僕としては一安心。
岩場も初めてのはずだけど、楽しんで登ってもらえた。
ワンチャンスあるかと思っていたけど、山頂に着いても真っ白……
風向きによって、時おり雲がはけるものの、数秒後にはまたかぶってしまったり。
体温の低下も厳しいので、昼食をとり次第、縦走路へ。
いったん大岳山から下ると、いきなり日差しが。
どうもこの日、一定の高さ以上の山頂には雲が湧いてしまっていたようで。お隣の御前山もしつこいガスにまとわりつかれていた。
そして改めて、この縦走路の気持ち良さ。ほとんど起伏もなく、ポカポカの木漏れ日を浴びながら歩く幸せ。
最後に愛宕山で無事を感謝して下山。
さすがに最後の方は脚にきていたみたいだけど、無事に奥多摩駅まで帰ってこられた。
しかも最後までみんなの笑顔が途切れなかったのはすごくうれしかった。笑顔こそが、登山をする上での一番大切なポテンシャルだと思う。
次回開催の約束もして、早くもなかなか広がっていきそうな気がする。もっとすごいものを見せてあげられたらと思う。
さすがに12月を過ぎると開けた山頂付近は冷える。でも、まだまだまだまだ楽しく歩ける。改めて奥多摩は素晴らしい。