11月最後の週末は天城山に登ってきた。
百名山の中でも優しい山でありながら、何故登ってこなかったかと言えば、中途半端な遠さ。
伊豆半島の南部は遠くて、一人でドライブするのもかったるかったのだけど、このたび友人から「山に登りたい」とご要望いただき、この際だからとこの計画に巻き込んでみた。
今日の旅は相模湾越しの日の出から始まる。
都心を5時半には出ないと厳しいのが伊豆のしんどいところ。少しでも遅くなると、西湘バイパス、小田原、熱海……と渋滞に巻き込まれかねない。
伊豆スカイラインを使おうかとも思ったけど、早朝の海岸線が気持ち良くてそのまま下道。8時半に駐車場からスタート。
この季節にもなると葉も散ってしまい、少し地味な、でもとっても静ひつな登山道となる。
今回は万二郎~万三郎の周回で行く。
少し標高を上げると、木々の隙間から海と北部の展望。あれに見えるは大山~丹沢山塊。
寒すぎることもなく、気持ち良く歩いていたら、
急に最初のピークが現れた。早い。
万三郎もだが、基本的にはこのように樹に囲まれていて、写真に撮るには思うようにいかない。
万三郎への縦走路の展望。見えているほど、遠くない。
尾根沿いの風車の整列が綺麗。
多少のアップダウンはあるものの、平坦な部分も多く、休憩をはさみながら進むことが出来る。
万二郎岳を振り返る。太陽を反射する海面とのコントラスト。
ゴルフ場はミニチュアみたい。
……おっと、また急に、最高峰に着いてしまった。伊豆半島の最高峰、万三郎岳。
特にお腹も空いていなかったが、時間を持て余しているのでカップヌードルをすする。んまい。
腹ごしらえを終えて、いったん急坂を一気に下る。
下りきった涸沢分岐辺りからはひたすらトラバースで駐車場まで戻る。
麓に近づくにつれて、紅葉が戻ってきた。
12時半には駐車場に戻ってこられた。いやはや、適度で気持ち良いハイキングだったと思う。
が、旬の時期を外した感は否めない。次は再び紅葉ど真ん中か、アマギシャクナゲが咲き乱れる5~6月を狙いたい。