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【祭】秩父夜祭【埼玉県,冬】

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秩父夜祭。その存在は知ってはいましたし、観たいなぁとも思っていましたが、冬に開催される祭にどういう心構えときっかけが必要なのか、分からないまま見送っていました。というか、クライマックスの山車の巡行は12/3の日付指定で、結構な確率で平日でしたし。

ただ最近、ネットサーフィンしていたらふと見つけたWEBサイト。これがすごく良くて、何の気なしにシェアしたら―――

 

 

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リア充が釣れました。

 

 

 

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ふと持ち上がった企画です。「祭を旅する」というスローガンのもと、まずは直近の大祭を目指して、予備知識なく埼玉県の奥地へ突撃しました。

 

 


僕らの旅の常として、出足の遅さがあります。よっぽどの必要性がない限り、2人とも集合時刻に対する意識が低いのです。

そういう感じで、9時八王子発の予定が、11時になりました。

そんなにゆっくりしたのに、タナカは助手席で秩父までぐっすりです。クリスマスにお腹をこわしてしまえばいいんだ。

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土曜日に加えて、この週の頭くらいにユネスコの「無形文化遺産」に登録されたこともあって、相当な混雑を覚悟していました。

が、秩父が近づいてきても、思ったほどの渋滞も起こらず。これはどういうことかと思いきや、12時45分、ただ単にみんなすでに駐車済みだったという話でした。立地の良い駐車場はすでに満杯。

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第二中の駐車場に停めて、こんにちは、リア充です。サンマ以来、2ヶ月ぶりです。

ところで、後ろののぼり。昨日の今日でこんなのぼりを大量に作れるわけがないと思うので、文化財化はもっと前から決まっていたのでしょう。

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まずは昼ごはん。野さかへ行きましたが、そのおいしい様子はコチラへ。

 

 

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15時くらいからやっと祭に突入です。

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工事中の西武秩父駅前は屋台村になっていました。

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埼玉のご当地キャラ、コバトンもいました。脚が、限りなく人間のそれ。

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まずは甘酒を購入。個人的には久しぶりの甘酒ですが、あったか甘いこれは、今後の祭の定番になりそう。目からうろこでした。

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ところで、屋台を渡り歩きながら気づいたのですが、甘酒を販売している女性の若さ比率が高いのは、どういうことか。

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祭の中心に近づくにつれて、身動きがとりづらいくらいの人だかりになってきます。

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ちなみにこの写真の左下に緑色のクラブ○ーリズムの旗があるのがお分かりでしょうが、立地の良い要所要所にこの会社の指定席が設けられていました。ず、ずるいぞ……
逆に言えば、クラ○ツーリズムの企画にのれば良い場所で観られるという話になるのでしょうが、う~ん……

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初詣とかで見かけるこういう屋台レストランの雰囲気が好きです。

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そそるものがいっぱいあります。

人ごみは好きではないのですが、こと「祭」というイベントに関しては、人の多さがほとんど気にならない。なんでだろうと考えたら、「だって人があっての祭だから」という簡単な答えに落ち着きました。

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秩父神社とその付近には、これからの出番を待つ山車が鎮座していました。

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メインストリートはこの人だかり。

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だいたい一周終わったので、食べ歩き開始。

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タナカはいちごあめをぱくり。

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……ひどい絵面です……

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地図を手に入れ、山車のルートを確認。まだ16時半ですが、すでに沿道の1列目はズラり。今後の混雑を考えて、今から2列目の適当な場所に陣取りました。

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注意する警察と、それに反抗する観光客……完全に通行が禁止される18時半が近づくにつれて、それぞれの人間のエゴがにじみ出てきます……

結局、その時刻を待たずに全員立たされることになりました。歩道が狭すぎるので仕方のない処置ですが、寒空の下、1時間以上立ち続けるのはそこそこの気合が必要です。

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さて、19時。自分たちがいたのはコースの終盤だったので、やや経ってから最初の行司が行進してきました。

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お馬さんがいるので「フラッシュ禁止」なのですが、声が届かない方々のカメラからフラッシュ→警察の方が「フラッシュ止めてください!」と怒鳴る→でもフラッシュ→「フラッシュ(ry!!」……
お馬さん、明らかに興奮しておられて、ハラハラしました。

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さらに待つこと20分くらいで最初の山車が登場。

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あとはもう、似たような写真も続くし、形容し難いので、雰囲気を察してください。

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豪華絢爛。

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曳いている人たちがワチャワチャと楽しそう……

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秩父夜祭の意外な難点①、花火が東から上がるので、僕たちのように東西をつなぐ通りにいると、「西から山車がやってきて東から花火が上がる」というカオスになります。集中力半減です。
かと言って、メインストリート(県道73号)も背の高い建物が多いし、そもそも屋台でゴチャゴチャしているし……正解は分からずじまいでした。

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過ぎ行く山車と花火の方向が一致して、ようやく「それらしい」構図になりました。

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この一枚が今日のクライマックスかな。

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難点その②、1台1台の間隔がそこそこある。

計6台が通り過ぎるのに3時間かけるからそうなるのも当然ですが。2台目が過ぎたあたりから、疲労と、電車で来た方々は終電を意識して、ぞろぞろと抜け始めます。この祭、フルで楽しむには車がおススメです。

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おかげ様で最後には最前列にいられました。

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そして最前列にいると、お祭り女子とハイタッチをかわせます。

……あ、これ、オフィシャルの楽しみ方じゃない??わっしょーい!!!

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最後の山車が終わると、ついつい追いかけがちですが、危険なのでダメです。

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山車が曲がっていったのを見届けて、僕たちはそのまま踏切をこえて、屋台村へ。

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もつ煮とから揚げで今日の食事を締め、

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デザートにじゃがバターを食べて帰りました。

さすがに秩父から出るのに少し渋滞しましたが、電車の混雑ほどではなかったんじゃないかな??

温泉に行く話もありましたが、あまりに遅すぎたので、僕の家で一泊してタナカは帰っていきました。来年への大量の宿題を残して……

 

 

 

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とまぁ、人はすごいし体力も必要ですが、それを補って余りある感動がそこにはありました。

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来年も、再来年も、12/3は秩父夜祭です。行ったことがない人、是非、一度。