果たして「観光地」として紹介して良いのかは分からないが。
でも、ある種の時代の産物、シンボルとして建っているのが、沢田マンション。通称「軍艦島マンション」。
建築基準法とかも整っていない時代に、とある夫婦が素人工事で作り上げたつぎはぎ巨大マンション。
でもその中身はワクワクに溢れた、アットホームなマンションだった。ちなみに、1室に宿泊出来る。
スロープが伸びており、車で階上に行けるようになっている。
3階の部屋で寝ていたはずなのに、廊下からスクーターの排気音がしたのがシュールだった。
なんとなく感じたのが、住民同士の仲の良さ。
それはそうだろうと思う。「このマンションに住んでいる」という共通認識が、都会の似たような箱物みたいなマンションとは全然違うだろう。
増築増築繰り返して、下ろせなくなったクレーン車もシンボルの一つ。
「住」の形について考えさせられた、とっても面白い経験だった。
あくまで「住宅地」なので、見学は節度をもって。